アフォーダンスとユーザビリティ

2006年5月7日

「アフォーダンス」という言葉を、目にしたことはあっても、実際に口にしたり記したりしたことがない。なので、「アフォーダンスが高い」という言い方が正しくないのかもしれないけれど、ここでは「扱い方を知らなくても、それを見ただけでその物体の扱い方がすぐにとても良くわかる」という意味で使うことにする。

「アフォーダンス」と「ユーザビリティ」は、密接ではあるけれども、どちらかがどちらかに含まれている、とか、そういうものでもないと思う。「ぱっと見ただけでは全然訳がわからないけれど、一度使い方を飲み込めば難なく使いこなせる」ということもあるだろうし、「見た目は使いこなせそうに見えるけど、実際はごっつ使いにくい」ということだってある。でも、ユーザビリティには、ある程度高いアフォーダンスが必要ではあると思う。

で、写真は現在の自宅の洗面所。約2年前にこの家に引っ越してきたとき、この洗面所を前にして、どこをひねれば水が出るのか、一見しただけではよくわからなかった。もちろん、今では何も考えなくても水が出るから、ユーザビリティ的にはそれなりに問題ないのだろうけれど、アフォーダンスは低いと思う。家の洗面所としてはまだ許容できるけれど、例えば公共の場面で使用される洗面所としては、きっとNGだ。

引っ越しを明後日に控え、ここに引っ越してきた頃のことを思い出した。「アフォーダンス」。引っ越してきたときには、なにやら難しいことを考えていたみたいだ。

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