2017年4月29日、東京ドームまでポール・マッカートニーのライブを見に行ってきた

2017年4月29日、東京ドームまでポール・マッカートニーのライブを見に行ってきた。通算4回目のポール・マッカートニーのライブ。

なんだか妙に「今日も本当にちゃんとライブをしてくれるのか」という心配をポールが会場入りするまでしていたんだけれど、ライブ中は思いのほか落ち着いて楽しめたし、思いのほか泣かなかった。完成されたショーだった。

4月25日に日本武道館公演、4月27日に東京ドーム公演があったので、大まかな曲進行は知っていたんだけれど、「Save Us」「Jet」「I’ve Just Seen a Face」「I Saw Her Standing There」が差し替わりで追加になって、よりど真ん中寄りなセットリストになっていたと思う。「Jet」で心の中でガッツポーズして、「I’ve Just Seen a Face」で心の中でウヒョウって叫んで、「I Saw Her Standing There」でイエーイって叫んだ。ちょっとうれしかった。

相変わらず日本語がちょいちょいおもしろかった。「ビイトルズゥ」「ポルゥマカートニー」ってわざわざ日本語風に言ったりするし、「モウソロソロ」って誰が教えたんよ。今回は結構アットホーム感を感じた。

この日は昼過ぎから東京ドーム近辺に乗り込んで、ちょっと時間を持て余したので、相方さんの「入り待ちする?」に乗っかって入り待ちしてみた。最初はどっちでもいいやと思ってたんだけれど、至近距離でいい具合でポールに会えて、いい記念になった。ポールはウクレレを右手に持って、待っている多くのファンに手を振ってくれてた。

物理的な距離ではこのときがこれまでで一番ポールに近づいた。心の距離では日比谷公会堂アーカイブ・カフェでの出来事に勝るものはないんだけれど。

ポール・マッカートニーが妻ナンシーと踊った日比谷公会堂アーカイブ・カフェで、僕らは彼らと同じ蓄音機の音を聴いた

実はポールが来るまでは今回はそんなに期待していなくて、日本に来て歌ってくれるだけで御の字ぐらいに思ってた。YouTubeで昨年のライブをちらほら見てると、そんなに声が出ていない印象だったし、まあ74歳という年齢を考えれば仕方がないので、ポールが歌いたいだけ歌ってくれれば受け止めるよーぐらいな感じ。

それが、武道館では結構声が出ているというらしいし、この日のライブでも予想していたよりははるかに声が出ていた。もちろんちょいちょい厳しそうに感じるところはあったけれど、もう十分すぎるよね。原曲のキーを変えずに2時間半歌いっぱなしの74歳にこれ以上何が言える?(今回のセットリストだとどの曲も原曲のキーのままのはず)

少し枯れたYesterday、良かった。

前半の「Let Me Roll It」「I’ve Got a Feeling」ではポールのギターソロが続いて、演奏にフォーカスしている感じもあった。

あと、もう曲進行も慣れてきたし何度も聴いているはずなのに、今回は「Here Today」でじんわりきた。If you were here todayってもし2017年にジョンが生きていたら、どんな音楽やライブをやっていたんだろうなって。

今回はもうTシャツは買わないぞって決めてたので(だってもう何枚ポールのTシャツあるんよ?)、グッズで買ったのはキーホルダーだけ。写真の一番右側が今年2017年のもの。左から順に、2013年、中止になった2014年、2015年、そして2017年。

ポールの入り待ちをしているとき、15時すぎてもなかなか来なくて、Twitter検索するとホテルもまだ出ていないとかで、なんかほんとに来るのか中止にならないかとかで結構心の中ではヒヤヒヤしてた。2014年に現地で中止を体験しちゃってるしね。

とにかく、無事にポールのライブが見られて良かった。ほんと良かった。

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