新幹線の駅が一番多い都道府県はどこだろう?と思って調べてみたら、意外に面倒だった。
まず、北陸新幹線が2015年春に開通、北海道新幹線も2016年春に開通したこと。もうひとつは、山形新幹線や秋田新幹線といった「ミニ新幹線」は法規上は新幹線ではなく、「新幹線車両が走行する在来線」だということ。これを踏まえてちゃんと数えてみた。
で、結論を最初に書いておくと、新幹線の駅が一番多い都道府県は、岩手県と新潟県の7駅。
7駅の都道府県
岩手県(7駅)
一ノ関、水沢江刺、北上、新花巻、盛岡、いわて沼宮内、二戸(すべて東北新幹線)
新潟県(7駅)
越後湯沢、浦佐、長岡、燕三条、新潟(以上、上越新幹線)
上越妙高、糸魚川(以上、北陸新幹線)
6駅と5駅の都道府県
以下、6駅や5駅の都道府県。
静岡県(6駅)
熱海、三島、新富士、静岡、掛川、浜松(すべて東海道新幹線)
福岡県(5駅)
小倉(山陽新幹線)
博多(山陽新幹線、九州新幹線)
久留米、筑後船小屋、新大牟田(九州新幹線)
広島県(5駅)
福山、新尾道、三原、東広島、広島(すべて山陽新幹線)
山口県(5駅)
新岩国、徳山、新山口、厚狭、新下関(すべて山陽新幹線)
長野県(5駅)
軽井沢、佐久平、上田、長野(現在の長野新幹線)
飯山(北陸新幹線)
さて、ここから小ネタと余談。
0駅の都道府県
茨城県(0駅)
実は新幹線は茨城県古河市を10キロほど走っている。しかし残念ながら茨城県に新幹線の駅はない。
佐賀県も九州新幹線(鹿児島ルート)が11キロ?ほど走っているが、こちらは新鳥栖駅が設けられている。予定されている九州新幹線(長崎ルート)では、佐賀県には現在の新鳥栖駅を含めて合計5駅が設けられる。
余談
その他、調べていてちょっとおもしろかったこと。
- ミニ新幹線を含めると、山形県が10駅で1位、岩手県が8駅で2位になる
- 九州新幹線は、福岡県(博多駅)から佐賀県(新鳥栖駅)に移り、再び福岡県(久留米駅)を走る
ちなみに、1駅しかない都道府県は、大阪府(新大阪)、京都府(京都)、滋賀県(米原)、岐阜県(岐阜羽島)、佐賀県(新鳥栖)、石川県(金沢)。
新潟県にある「ガーラ湯沢駅」は、上越新幹線の越後湯沢駅から分岐する支線の駅だが、冬期のみの営業でかつ法規上は在来線の上越線の支線とのことなので、上記のカウントには含めていない。
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この記事は2014年1月13日に公開しました。その後、北陸新幹線が2015年春に開通、北海道新幹線が2016年春に開通したのに合わせ、記事内容を更新しております。