2月27日、府中市郷土の森博物館の「梅まつり」を見に行ってきた。ここ郷土の森の梅園には約60種1,100本の梅があるらしく、一面の梅の花になっていた。どこを歩いても梅の花。
ホームページによれば、府中市郷土の森博物館の梅の見ごろは「2月下旬」だそうで、ちょうど僕らが見に行ったときは満開だったのかもしれない。
梅の木には一本一本ちゃんと梅の種類を書いたプレートが掛けられていて、なにげなくそれを見るとはなしに見ていたら、相方さんがこんな梅の木を発見。
「野梅」。ふりがなも「やばい」。まんまである。これはヤバい。
「野梅」の花はこんな感じ。ちょっと旬を過ぎていて枯れはじめの花もあったけれど、これはヤバい。野梅。ドバイ。
ところで、梅の花は桜に負けず劣らずきれいだけれど、「つぼみ」も丸くてかわいい。
梅の花のつぼみ。咲く直前は花びらがちらりと見えてちょっと膨らんで、おいしそうでもある。
ちょっとした小高い丘に上がったら、とってもかっこいい梅の木があった。これはかっこいい。誰か掛け軸に日本画で描いてほしいぐらいの木の幹のかっこよさ。
丘の上は人が少なめだったんだけれど、この木の写真を撮る人が何人かいらっしゃった。わかる。この木は渋い。写真では良さが伝わりきらないけれど、コブシの入った幹の曲がり方にグッとくる。
何の種類の梅の木なんだろうと、ちょっと遠くからプレートの写真を撮る。「緑萼枝垂(りょくがくしだれ)」という梅だそう。さすが、名前も渋い。
ん?
野梅系。やばいけい。Yabaikei。ヤバい、「野梅系」の梅だった。ヤバい系。
野梅系の梅とは、原種に近い梅のことだそう。中国から渡来した梅の子孫らしい。
なんでも梅学 いろいろな梅の花 花梅・野梅系
ちょっと楽しくなって、いろんな梅の木のプレートを注意深く見ていくと、結構「野梅系」の梅があった。ヤバい。ツヴァイ。
そんな府中市郷土の森博物館の「梅まつり」、江戸時代から昭和初期の復元された古い建物の中には入れたりと結構楽しいところだった。入場料200円。満足。