3番目のピッツァのメニューが毎日気になるお店がある。事務所ご近所さんのお気に入りピッツェリア(ピザ屋さん)だ。3カ月ぐらい前にブログで紹介したお店。
毎日気になり始めたのは「ん?何それ?」なメニューが書かれているのを見てから
毎日気になり始めたのは、この記事で紹介した「ンドゥイヤ」のピッツァのメニューがあった日からだ。
まず「なぜ3番目のピッツァのメニューなのか」というと、毎日不動かつ定番の「マルゲリータ」「マリナーラ」ではない「毎日違うピッツァメニュー」だから。マルゲリータやマリナーラはメジャーじゃないですか。ちゃんとしたお店ならそれはそれで間違いのないものをいただける。
でも、ちょっと変わったピッツァも食べてみたい。なので3番目のメニューが気になる。しかもイタリア語で書かれていたりで、「ん?何それ?」と看板だけでは情報が足りないときがある。
この「ンドゥイヤ」を見かけたときはランチを食べた後だった。なので残念ながらこのピッツァは食べていない。「ンドゥイヤ」はイタリアのカラブリア州の唐辛子の効いたペースト状のサラミのこと。すごく食べたいメニューだっただけにかなり悔やまれる。
この日以来、このピッツェリアの赤い看板をチェックしてからランチにどこに行こうか考えるようになった。まだそれ以降「ンドゥイヤ」のピッツァには出くわしていないけれど、気になるメニューのときに迷わずドアを開けて入るようになった。
「3番目のピッツァのメニュー」の紹介
このご近所ピッツェリアさんの看板を紹介してみる。
「プロシュートコット・エ・フンギ」。これは比較的よく登場するメニュー。「プロシュートコット」はイタリア語で「ハム」、「フンギ」は「キノコ」なので「ハムとキノコ」のピッツァだ。
ちなみにこれぐらいのイタリア語は覚えておくと何かと便利。イタリアンレストランでドキドキしない。
続いてこれ。
「サルシッチャ&ししとう」。日本語が含まれているとイメージしやすい。たぶん「ししとう」に該当するイタリア語がなかったからだと思う。
「サルシッチャ」は食材を腸詰めにしたイタリア料理全般のこと。一般的には挽肉とハーブ類を詰めたソーセージのようなものを呼ぶことが多い。サルシッチャは燻製にしないので、ソーセージとの区別のためにわざわざそう呼ぶ印象がある(ソーセージは燻製にしたものを指すことが多いため)。これも覚えておきたいイタリア語。
サルシッチャを使ったピッツァは比較的よく登場する。
「サルシッチャ&甘長とうがらし」。「甘長とうがらしって何?」と気になってお店のドアを開けた。辛くない唐辛子らしい。
次もサルシッチャ系統のピッツァ。
「サルシッチャと万願寺とうがらし」。「万願寺とうがらし」は京野菜で有名。たしか辛くなかった唐辛子だったはずと迷わずドアを開けた。
馴染みのないイタリア語が登場することもある
よくわからないイタリア語が登場すると看板の前でスマホを使って検索することになる。
「ビアンケッティ」はこの看板でときどき見かけるけれどなかなか覚えられない単語。イタリア語で「しらす」の意味。
日本語を添えてくれたら検索する20秒の手間がかからないんだけど、看板では余計な日本語を含めないというお店のこだわりかもしれない。
「しらす」にはそこまで興味を引かれないので、いまのところ食べたことはない。
「アッチューゲ」は聞いたことがない。赤い看板の前でスマホで検索した。イタリア語で「アンチョビ」のことだそう。さすがに「アンチョビ」と書いてほしいところだけれど、きっとこれは試されている。
店内の黒板メニューでは使用している食材が日本語で書かれているので安心(毎回じゃないかもしれない)。もちろん店員さんに聞けば教えてくれる。
アンチョビとキャベツ、プチトマトとオリーブを使ったモッツァレラベースのピッツァだ。
次も聞いたことのない単語だったけれど、珍しく赤い看板に日本語が添えてあった。
この日はとても寒くて風も強い1月のある日(今年の話)。あまり外を歩きたくなくて事務所から徒歩1分のピッツェリアに駆け込むことを決めていたので、3番目がなんであれお店のドアを無条件に開ける心の準備はできていた。
「フリアリエッリ」はイタリアの「菜の花」の一種のこと。州や地域によって呼び名が異なり、「チーマディラーパ (Cima di Rapa)」や「ブロッコレッティ (Broccoletti)」などとも呼ばれる。
イタリアでは油で炒めて保存することも多いそうで(缶詰で売られていたりする)、このお店でも「菜の花の油漬けです」と説明をいただいた。菜の花は大好きなので、もちろん無抵抗でそれをチョイス。
菜の花とハムのピッツァ。今年初めて食べた菜の花がまさかのピッツァで光栄。
事務所ご近所にこんなお店があってうれしい
なんとなく想像できると思うけれど、とても良いピッツェリアだ。大好きなお店の一つ。事務所のご近所にこんなお店があってうれしい。
以上、3番目のピッツァのメニューが毎日気になるお店の話。