「帝国ホテル東京」料理長の杉本雄シェフのYouTube動画が好きだ。ファンである。あなたに杉本雄シェフを知ってほしいと思ってブログを書いた。
登場する動画は見尽くしたぐらい、大好きである
夜にリビングでストレッチをしながらテレビのChromecastでYouTube動画を見ているんですけど(「テレビのChromecastで」って変な表現だ)、去年の5月ぐらい?におすすめで見かけて視聴して以来、多くの「杉本雄シェフ動画」を見てきた。たぶん杉本シェフが登場する動画は見尽くしたと思う。登場する新しい動画が公開されたらおすすめに紹介されるし、無条件で見るぐらいには大好きである。
とりあえず再生回数が一番多そうな動画を貼ってみる。
杉本シェフが登場するYouTube動画にはいくつか種類がある。まずは帝国ホテルの公式チャンネルの動画。コロナ禍に取り組めるものとして本格的に運用されたのかもしれない。杉本シェフのものの多くはレシピ動画で、インタビュー動画もある。もちろん杉本シェフ以外の動画もある。
他にはクラシルなどのレシピ動画チャンネルに登場する動画。登場回数が多いのはクラシルですかね。
とにかく説明が理論的でわかりやすく丁寧で、話し方もものすごく好み。聞きやすい。「○○するのがいいんじゃないかなと思います」という口癖も好き。
驚くのが「若い」ということ。見た目や年齢で評価してはいけないんだけれど、驚いたので仕方がない。帝国ホテル東京という看板を背負っているのに若くて驚く。調べると「2019年に38歳の若さで料理長に就任」と出てくる。1980年生まれだそう。相当な人なんだと思う。
それだけ杉本シェフの料理動画を見ているのに、そのレシピを作ったことはない。なんでだろう。フランス料理ベースのものを家庭向けにかなり敷居を低くしてくれているレシピなんだけれど、それでもやはり手が込んでいるし時間もかかる料理が多い。
でも彼の名誉のために書いておくと、とても勉強になる。食材の扱い方や切り方、火の通し方、ちょっとしたコツなどかなり勉強させてもらっている。こんなすごい人の解説を無料で気軽に見られてすごい世の中だなと思う。
そこで紹介したいのは、この突っ込みどころの多い動画である(そして格の違いを見せつけられる)
で、去年の年末に見たとあるレシピ動画ではものすごく笑った。見ていて「いやいやいや」と盛大なツッコミを入れた。
その動画がこれ。「【極上のおもてなし料理を学ぶ! 】帝国ホテル料理長が贈る ミートローフパイ包み」という動画。
ある意味「格の違い」を見せつけられたレシピ動画かもしれない。「年末年始のご馳走」として「ご家庭向けに」と敷居を低くしたと見せかけて、随所に見られる帝国ホテルのハイレベルなすごさを感じる。
というか、この動画は何度もツッコミを入れざるを得ない。これは意図的なのか無意識なのか。いやもうほんと素晴らしい(褒めている)。
ツッコミポイントを挙げてみる。
- そもそも「ステーキを中に忍ばせたミートローフをさらにパイ包みにする」という、想像するだけでも手が込んだ料理である(まあわかる)
- 挽肉の中に入れるものとして「飴色になるまでよく炒めたタマネギ」が唐突に登場する(その準備に時間を要するはずだけど自然な流れで当然のごとく食材「飴色のタマネギ」が登場する)
- 下準備したミートローフのタネは2/3しか使わない。残った100グラムのタネは「ハンバーグなど他の料理を作って楽しんでください」と案内される
- 何度も冷蔵庫の中で寝かせる(まあわかる)
- 唐突に登場する帝国ホテル特製フレンチドレッシング(以前に紹介したレシピを参照させつつ)
- 最後にミートローフパイ包みにかけるソースとしてビーフシチューが登場する。そんな話は聞いてないですというぐらいに唐突なビーフシチューである
素晴らしい。プロの技術、ナレッジ、器具、準備、そして時間と余裕。帝国ホテルのすごさ。
随所に差し込まれる解説はすごく勉強になる。「あーそうやるとミートローフの中の熱気を逃がして崩さずに焼けるのか」など、将来使うかどうかわからない知識を得られる。本当に勉強になる。嫌みではなく。
「帝国ホテル東京」料理長の杉本雄シェフ、大好きである。いつか帝国ホテルのレストランに行ってみたい。