カグー先輩がかっこいい。
飛べない鳥、カグー。フランス領ニューカレドニアのみに住む固有種。乱獲されてしまい、生息数は数百羽(600~700羽?)の絶滅危惧種。日本では野毛山動物園でのみ飼育されている。
もともとニューカレドニア島にはカグーの天敵がいなかったため、カグーは空に飛ぶ必要がなく、「飛べない鳥」というより「飛ばない鳥へ進化した鳥」。後に天敵のヒトに出会ってしまい、絶滅危惧種になってしまう。ごめんなさい。
羽がきれい。薄い青みがかった灰色の羽。頭には別の長い羽毛があって、頭を激しめに動かしたり威嚇したりするときに頭部の羽が動いて、なかなかかっこいいお姿になる。
おすまし時はこんなお姿。風格があってかっこいい。「カグー先輩」のような感じ。ハシビロコウ先輩にも負けてない。
「飛ばない鳥」だけれど、ジャンプぐらいはする。野毛山動物園の放飼場の段差は、小さな木の幹の段差を利用して移動していた。
ニューカレドニア島はこのあたり。オーストラリアの東、ニュージーランドの北。
野毛山動物園は、1989年にニューカレドニアからカグーを寄贈されたのをきっかけに、横浜市繁殖センターとともに飼育下繁殖に取り組んできたとのこと。現在たぶん2羽を飼育。
カグー先輩、かっこいいので、見に行ってあげてください。