「若冲展」で買った動植綵絵のポストカード

東京都美術館で開催されている「若冲展」、混雑がものすごいことになっているらしく、そこまでひどい混雑ではなかった開催2日目に行って本当に良かった。もう一回行こうかなと思っていたけれど、そんな混雑じゃ行けない。

その「若冲展」で購入した動植綵絵のポストカード。動植綵絵は30幅あって、そのすべてが6枚組5種類のポストカードで販売されていた。僕は魚介類が描かれている「群魚図」「諸魚図」「貝甲図」などが含まれているセットと、「南天雄鶏図」などの鳥類が多く含まれているセットを購入。

図録も買ったので(これまた素晴らしい図録なのだ)、ポストカードを全部買うのはやめたけれど、「南天雄鶏図」のものだけはどうしても欲しかったので買った。

これ。「南天雄鶏図」。南天の実の赤もすごいんだけど、鶏がものすごくかっこいい。絵を目の前にして思ったのは、「これは浮き出ているのではないか」「3D的な表現なのか」「写真なのではないか」というものだった。いまにも飛び出してきそうではなく、もはや絵から飛び出ているぐらいの鶏。

若冲展の2階のフロアは「動植綵絵」がぐるっと一望できる展示になっていて、どの動植綵絵も素晴らしかったんだけれど、一枚その中から選ぶとしたら、即答でこの「南天雄鶏図」を選ぶ。美しいし、そして何よりかっこいい。

若冲展のあの「動植綵絵」のフロア、エスカレーターで上がったときには「わあ!」と声を上げてしまった。誰もいない状態で、一人であの場所でゆっくり過ごせたらなあと思わせる展示だった。かなわないけれど。

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