安野光雅の風景画を見てきた。『旅の風景 安野光雅 ヨーロッパ周遊旅行』(2015年7月11日)

2015年7月11日、安野光雅の風景画を見てきた。新宿の東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館。

小さな頃から安野光雅さんの絵をよく見ていて大好きで、作品が見られる機会があったら最近はできるだけ見に行くようにしている。今回は風景画。ヨーロッパ各国の街や景色の風景画。

安野さんの絵はときどきお茶目で、今回も途中からいくつかそのお茶目さが出ていた。緻密な絵なんだけど、細かなところに目がいってしまうような工夫が好き。絵の中にストーリーがある。あとなんだろう、ワクワクする。楽しい。

僕の祖父と祖母は美術学校を出ていて、祖父はその後、工業高校の美術の先生でもあったので「美術の人」なんだけど、僕は生まれてからその祖父や祖母の絵や彫塑などの作品に触れる機会が多かったものの、絵に対する基礎的な知識はなく、絵も描けない。

なんだけど、この5年?ほど、美術やアートに対する意識がすごく高くなってきて、いろんな展覧会を見に行くようになった。その中で、小さな頃から好きだったアートの人、安野光雅さんもそうだけれど、なじみのある人の絵や作品を改めてこの歳になって見たとき、かつてそれを見た記憶もある一方で、確実にそのときには見ていなかった見方をしている。むしろそのとき見ていなかったものを一所懸命見ようとしている。その絵の背景にある人生や思いや時代をできるだけ理解しようとしている。

たぶん、これからそのような感じで、これから先、絵や作品に触れていくんだと思う。

安野光雅さんの展覧会、よかった。途中からなんだかわからないけれど、グッと来た。思ったよりも作品点数多かったしね。

ちょっとテンションが上がって、トランプを購入。安野光雅さんのデザインのトランプ。裏面や図柄のカードが安野さんのデザインによるもの。4種類ぐらい置いてあるので、そりゃもう選んでしまう。

安野光雅 | 東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館

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