2015年9月27日、上野動物園で開催された「サンデー!モーニングZOO」に行ってきた。通常の開園時間よりも30分早い9時に入園して、動物の観察ツアーとセミナーを聞くという、WWFジャパンと上野動物園の共催イベント。
※都立の動物園水族館を支える東京動物園友の会会員として、またWWFジャパンの活動を支えるサポーターとして、この記事を書いています。
最初の観察動物、スマトラトラの「ケアヒ」も、僕らの到着前からちゃんと待機。この日のイベントの前半は、インドネシアに住む動物を観察しながら、飼育員さんの解説を聞くというもの。スマトラトラは世界に300~400頭ぐらいの絶滅危惧種だとか、タテガミがあるとか(飼育員さんの個人的見解)。
ベンガルヤマネコ、スローロリス、センザンコウなどを回った後は、マレーグマの「アズマ」。
アズマさん、リンゴをゲット。
アジアゾウの「アティ」も、ちゃんと営業。
「アジアゾウの女子ーズでーす」
場所を会議室に移して、後半はWWFジャパンの方からインドネシアの動物とその環境のついてのお話し。「カメラトラップ」という調査用の赤外線付きカメラで撮影された、インドネシアの動物の写真や動画を見る。スマトラゾウやマレーグマの母子がかわいかったり、小動物(なんだっけ?)が遊んでいる様子だったり、動画だと動きの様子がわかっていいですね。
あと、他の国でも違う形で起きていると思うけれど、日本のコピー用紙消費の半分以上が大きく影響しているインドネシアの森林伐採の保護(スマトラトラをはじめ、多くの動物の生息地の保護)など、結構課題やね。そういうのは本当に、僕らのあまりよく知らない知識。
カメラトラップが撮影した動物については、WWFジャパンのサイトに詳しく載っている。ブタオザルの正面からの自撮り風写真がおもしろい。
開園前から動物園に入れる機会はそんなに多くないので、楽しかった。あと、思ったよりも飼育員さんの解説やセミナー内容が勉強になった。飼育員さんの「個人的見解」という前提での説明もあったけれど、そういう実際に間近で見ていらっしゃる人たちの意見って、おもしろいよね。
動物のことをよく知り、かつその生息地の現状についても知ることができるという意味で、結構意義のある取り組みだと思う。なので、こういった連携でのイベントはもっと増えてほしいな、と。
動物園で朝活しませんか?「サンデー!モーニングZOO」を開催します!|スタッフブログ|WWFジャパン
9/27 サンデー!モーニングZOO 園内ツアー&セミナー「インドネシアの動物たち」(※募集終了しました) | 東京ズーネット