先日、大阪に仕事で行ったときに、万博記念公園にある国立民族学博物館に行ってきた。行きたかった場所の一つ。
国立民族学博物館(通称みんぱく)は、博物館の機能を持った文化人類学と民族学の研究所。世界各国の文化や民芸品や宗教的なものの展示が見られる。
大人になったいま見ると、受け止め方全然違う。とんでもないボリュームの展示内容と迫力で、世界の民族の文化の多様性や力強さや生命力のようなものを、ビシバシと感じて圧倒される。今回閲覧としては2時間ほど滞在したと思うけれど、全然時間が足りない。数年前にも行っているんだけれど、そして小さなときにも何度か行っているはずなんだけれど、もっと1日中滞在してみたい。
ということで、ほとんど何も解説できないけれど、撮ってきた写真をただアップしてみる。国立民族学博物館の展示物は撮影OK(一部の特別展などの展示物を除く)。行く際は周囲の人の迷惑にならないように撮影すること。
たしかこれはトーテムポール。
どこかの壺。
上の2つは、たしかアフリカの人形(コロン人形)。色がきれい。アフリカ固有の色使いと、おそらく海外の文化を吸収して積極的に取り込んでいく姿勢が文化の変化や成長になる。
どこかの宗教の儀式で使う仮面だったと思う。
モアイ像もある。
アフリカの理髪店の髪型を示すパネル。「TOKYO HAIR CUT」とあるけれど全然東京じゃない。
モノにこうやって海外の缶を貼って装飾するような商売があるらしい。たしかアフリカだったと思う。
ビーズによる像。
これ、結構背中にゾワゾワッときたもの。ビーズ製のラブレター。たしか結婚の儀式に使うものだったように思う。
これもたしか宗教で使う仮面。
どこかの国の書道。
中国の書道。
これも書道。字面がかっこいい。西洋人が日本の書道や文字に対してかっこいいと思う感じと近いのかも。
ヨルダンやパレスチナの女性用の服。長さはたしか3メートル以上あって、実際に着るのだそう。帯を使って垂らさずに着るという説明があったと思う。
後ろの楽器のラベルが写っているけれど、この楽器はギタロン。Fairground Attractionのメンバーが使っていた楽器だ。
びっくりしたんだけれど、この太極拳をするパンダのTシャツとまったく同じものを僕は持っている。兄が中国に出張したときのお土産としてもらった。有名な柄のTシャツなのかもしれない。ちなみに東京の街中で外国人がこれを着ているのを見たこともある。
これは沖縄だったっけ? 韓国だったっけ? 台湾だったっけ?
これは日本。
ということで、見ていたときに「おお、これは」というものを写真に撮ったものたち。写真に収まりきらないものもあった。
国立民族学博物館は世界の文化に触れられる場所。それぞれの国や地域の普段の生活に密着したものなのに、そこに美しさや力強さや畏れ多いものを感じる。それも、すごく圧倒的に。
普通に見て回って2時間ぐらいかかったと思う。本当はもっとゆっくり見て回りたいところ。でも、結構歩くし、疲れるし、途中休憩もした方がいいと思う。特に夏場はキツいかも。
いつか朝から閉館まで滞在したい。
僕はロッカーにほとんどすべての荷物を預けて、財布とiPhoneだけを持って見て回った。両手も肩も背中も荷物なし。そんな風に身軽に見て回るのをオススメする。
見て回る前に、「レストランみんぱく」でランチをいただいた。ちょっと変わった世界のご飯が食べられる。行ったときはアジアのご飯のフェアをやっていたので、牛肉のフォーのランチ。
太陽の塔。また来るよ。