ランチでよく通っていた西荻窪のペルシャ料理店 Pani が2023年5月末で閉店してしまった。
事務所から少し歩いた住宅街にペルシャ料理屋さんがあるのに気付いたのが去年の春ぐらい。10分ほど歩くけれど、異国の味を楽しみに通った Pani が閉店してしまった。閉店の1週間ぐらい前にInstagramの投稿でそれを知り、愕然としてしまった。さみしい。
お気に入りのお店を忘れたくないので、記憶が薄れないうちにブログ記事にまとめておく。
Paniはペルシャ絨毯のお店に併設されていた。店内でつながっているので行き来もできた。
お店の看板。この看板の前に立ち止まって眺めている人を何度か見かけた。そりゃペルシャ料理って馴染みないよね。
2022年6月に初めて行った当時のメニュー。「マヒチェ」というのがイチ押しメニューっぽいので、この日初めましてだったのでこれを注文。
これがマヒチェ。上にハーブライスがかかっていてわかりにくいけれど、骨付きラムすね肉の煮込み。
ラムすね肉は骨からホロホロ外れる。スープをかけながらよく混ぜていただく。おいしい。辛いとかは全然ないけれど、スパイスをすごく感じる。
それからよく通うようになった。だいたい月2回のペース。
店内は小物や装飾品の飾られたとても良い雰囲気。カフェっぽくもある。営業時間が11時~18時というお店だったので、カフェと言えばカフェかもしれない。ケーキ類も多く揃っていたし。
テーブルの上もおしゃれだった。
2022年秋頃からのメニュー。
とりあえずペルシャ料理っぽいものは順番に食べていこうということに。
これはドルメ。大きなパプリカの中に挽肉とハーブライスが目一杯詰まっている。
中に詰まっている挽肉とハーブライス。ときどきピタパンに詰めて食べたりなど。これで十分お腹いっぱいになる。
赤色のパプリカのときもあった。
これはケバブタベイライス。ケバブタベイというのがペルシャ風のハンバーグらしい。それが2枚乗ってトマトベースのソースとライスでいただく。
カレーっぽく見えるけれど全然辛くない。でもこれもスパイスをすごく感じる。
これはチェロウモルグ。骨付き鶏もも肉のトマト煮込み。スープをかけながらよく混ぜていただく。先ほどのマヒチェの鶏もも肉バージョンで合ってるだろうか。
これは一度だけ食べた仔牛タンのピタパンサンド。セルフでピタパンに挟んで食べる。シェフおすすめの一品とか書かれていたと思う。そう書かれてたら1回は食べておくよね。
冬ぐらいに一度だけ「ホレシュテキャラフス」というメニューを見かけた。こういうときは迷わず頼む。
これがホレシュテキャラフス。ラム肉とセロリの煮込みドライタイム風味だそう。とてもおいしかった記憶。名前は覚えられない。
ここはケーキ類も充実していた。「ランチデザート」はお好きなケーキのハーフカットとお好きなジェラート1スクープで380円。
毎回ケーキのガラスケースを「いつか頼もう」と眺めながらランチを食べていた。
なぜか20種類ぐらいスタンバイしているイタリアンジェラート。
一度だけランチデザートを頼んだ。年末だったか年始だったか、「今日はちょっと頼んでみてもいいよね」という日。サバランというリキュールの効いたケーキとライチのジェラート。おいしかった。
ランチでは毎回コーヒーを付けていた。行くと帰りに「次回のランチコーヒーサービス券」をいただくので、ありがたく使わせていただいた。
ペルシャンライムタルト、食べたかったな。
どうもペルシャ絨毯屋さんとして移転らしいんだけれど、詳しい閉店の理由は知らない。ペルシャ料理という食べたことのなかった料理を楽しめる貴重なお店で、大好きだった。月2回の楽しみだった。本当にさびしい。
おいしい料理をありがとう。