ポール・マッカートニー『Flowers in the Dirt』リマスター内容への違和感

ポール・マッカートニーのCD『Flowers in the Dirt』の今回のリマスター再発内容にすごく違和感があって、いま気になって調べたら、世界的に一部のファンもそう思っているみたい。change.orgに懇願が出ている。

違和感を要約すると、『シングルB面曲やリミックス、別バージョン曲は、一番高額の豪華パッケージを購入しないと入手できず、しかもそれはダウンロードでしか提供されない』、たぶんこれに尽きる。

あとびっくりしたのが、その一番高い値段のパッケージ「デラックス・エディション」の日本盤価格が、当初のユニバーサルの発表だと18,000円だったものから、今日(2016年12月20日)の価格変更の発表で約28,000円に1万円も値上げされたこと。おおぅ……。

今回のリマスター再発はイレギュラーすぎる感じがする。ポール側(MPL側、Universal側、Capitol側)は「エルヴィス・コステロとの共作曲たちを一つのまとまった作品にして『Flowers in the Dirt』とセットで提供する」ことに力を入れすぎて、通常の再発として集約されるはずの(とファンは思っていた)アイテムをごっそり物理的なパッケージから外してしまった。しかも、それらの曲はスタンダードなパッケージには収録されず、高額パッケージを購入して初めてダウンロードできる。

時代の流れとして物理的なCDをほしがるユーザーが減っているのは理解した上で、この「高額パッケージを買うのは誰なのか」を考えれば、なんでCDに収録しなかったの?と思う。

僕自身、これまでのポール・マッカートニーのリマスターCDで、一番高額のパッケージセットは買ったことがなく、スタンダードな2枚組などで済ましてきた。でも、今回は迷う。とりあえず高額パッケージを予約済みではあるけれど。

さて。

追記。その豪華パッケージが届いたので、聴いた。
ポール・マッカートニー『Flowers In The Dirt (Deluxe Edition)』が届いたので、聴いた


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