ふと思い立って、今年2015年に行ってよかった展覧会(美術展、博物展)をまとめてみた。10個選ぼうと思っていたけれど、どうしても収まらなかったので、12選。
これまで1年にどれだけ展覧会に行っているかを数えたことはなくて、ただ結構な回数行っていることは確かで、今回初めて数えてみた。今年行った分だけで43回。ちょっとびっくり。
ということで、43個行った展覧会の中から、12個。順位はなくて、行った順。
川瀬巴水展 -旅愁の日本風景(日本橋高島屋 2015年1月)
川瀬巴水の版画絵を中心とした展覧会。川瀬巴水という人を全然知らなかったけれど、行って良かった。結構興奮したのを覚えている。ブログに書いていなかったので、Facebookへの投稿をそのまま載せてみる。
日本橋高島屋で川瀬巴水展。「ものすごい混雑」という噂を聞いたので朝イチで出掛けたのに、それでもものすごい混雑だった。なんなのだあれは。恐るべしおっさんおばさん、と言いたいところだが、おれもおっさん。でもあの中でははるかに若造。
作品もものすごい数展示されていて、10時開店で入って、見終えたのが12時過ぎ。2時間と少し。くたくた。
僕好みで、グッズもこれはポストカードどころじゃないなと思っていたら、まさかの図録の売り切れ。ただそこはさすがの高島屋さん、後日配送にて届けてくれるというので、1冊注文。あれはやはりまとめて見たい。楽しみ。
あと、あれだ、僕は版画が好きだということにやっと気付いた。
そう、僕はどうやら版画が好きだったんだ、とやっと気付いた2015年。
若冲と蕪村(サントリー美術館 2015年4月)
サントリー美術館で、伊藤若冲と与謝蕪村という同時代に生きた2人の天才絵師をテーマにした企画展。大好きな若冲。
尾形光琳300年忌記念特別展 燕子花と紅白梅(根津美術館 2015年5月)
尾形光琳の2つの国宝「燕子花図屏風」と「紅白梅図屏風」の両方が並んだぜいたくな美術展。燕子花図屏風は2度ぐらい見ているけれど、紅白梅図屏風もどーんと安定した美しさ。
滑り込みで、今年も根津美術館のお庭の満開の燕子花の様子も楽しめた。
特別展 鳥獣戯画 京都高山寺の至宝(東京国立博物館 2015年5月)
楽しみにしていた鳥獣戯画展。ブログに書いていなかったので、Facebookから。
昨日、意を決して東京国立博物館へ特別展「鳥獣戯画」を見に行ってきた。すごく良かった。あと、思ったよりもゆったり落ち着いて見られた。8時30分頃並んで、会場を出たのが12時30分。
トランプ買った。図録もめっちゃ豪華。この装幀と内容で図録価格というのもすごいよな。
事前にテレビ番組などでさんざん予習をしてから見たので、いろんな表情を確かめながら見られたと思う。
着想のマエストロ 乾山見参!(サントリー美術館 2015年5月)
尾形光琳の弟、尾形乾山の作品展。とてもモダンなデザインのお皿たち。
尾形乾山を見に。「着想のマエストロ 乾山見参!」展(2015年7月10日)
旅の風景 安野光雅 ヨーロッパ周遊旅行(東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館 2015年7月)
大好きな安野光雅さんの絵。お茶目な表現でストーリーのある絵が好き。
安野光雅の風景画を見てきた。『旅の風景 安野光雅 ヨーロッパ周遊旅行』(2015年7月11日)
画鬼暁斎(三菱一号館美術館 2015年7月)
数日前にその名前を初めて知って、初めてその絵を見に行った河鍋暁斎。同じ日に埼玉県の河鍋暁斎記念美術館にも行ってきた。すごく良かった。「うはあ」という感じで圧倒された。多才な人。
生誕130年記念 前田青邨と日本美術院 -大観・古径・御舟-(山種美術館 2015年7月)
初めて速水御舟の絵「炎舞」を見られた。ずっと実物を見たいと思っていた。暗い部屋で見る「炎舞」、めらめらと炎が燃えている様子、煙がくすぶっている様子、その上を蝶が舞っている感じが、もうね、すごかった。
速水御舟の「炎舞」を山種美術館で見てきた(2015年7月20日)
安野光雅の世界(八王子市夢美術館 2015年8月)
再び大好きな安野光雅さんの展覧会。展示内容も絵から立体作品までバラエティに富んでいて、大満足。
八王子市夢美術館で『安野光雅の世界』展を見てきた(2015年8月14日)
藤城清治展影絵展「幸せをよぶ光」(教文館 2015年9月)
今年も行ってきた藤城清治さんの影絵展。すてきだ。ほんとすてき。グラデーションややわらかい表現がすてき。いつか藤城清治美術館に行きたい。
足立美術館(2015年11月)
遂に行ってきた足立美術館。圧巻の庭園。そしてたくさんの横山大観。
植田正治写真美術館(2015年11月)
もう一つ、遂に行ってきた植田正治写真美術館。大山のふもとで、植田正治さんの写真をたくさん拝見。
以上、そんな2015年。
選から漏れた中にも、「みちのくの仏像(東京国立博物館)」「はしもとみお展 旅する彫刻」「虎屋文庫のお菓子な展示」などもちゃんと覚えている。
来年もいい作品に出会えますよう。