僕はもう走ることができない

僕は走ることができない。
でもそれよりもっと速く歩くことができるんだ。
僕は走ることができない。
でもそれよりもっと速く歩くことができるんだよ。
僕はもう走ることができないんだけど。

Paul Simon “Can’t Run But” を勝手に意訳。

僕はもう走ることができない。残念ながらできないんだ。うん。別に悲しくはないんだけど、まあそういうこともあるよね、ぐらいに思っている。そう、僕はもう走ることができないんだ。

僕はもう走ることができない。飛び跳ねることもできない。たぶん激しい運動のほとんどもできないと思う。でもまあ、生きていればそういうこともあるよね。人生いろいろだからね。

僕はもう走ることができない。でも、普通に歩くことはできるよ。歩くのは好きだけど、むかし無茶して歩いて、足の筋が10本あるところ9本を損傷して、2~3か月足を引きずって歩いてたというバカなことをしてから、あんまり素っ頓狂なことをするのはやめにしたよ。歩くのは大好きなんだけどね。

僕はもう走ることができない。もう、走らなくてもいいと思うんだ。走らなくても、歩いていれば前に進むんよ、前に。止まってたら進まないけどね。走らなくても、歩いていればいいと思うよ。そんなにつらくないしね。

僕はもう走ることができない。走れる人は走ったらいいと思うよ。走ったら気持ちいいよね。風が気持ちいいよね。

僕はもう走ることができない。人生いろいろだからね。でも、そういうのもなかなか悪くないよ。歩いていても、風は気持ちいいしね。歩いていても、風を感じればいいからね。ほら、そういうのでいいだろ?

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