
こんにちは、マキタニです。
2022年も12月になりましたので、今年も「2022年サイゼリヤおいしかったメニュー」を発表いたします。去年12月の冬のメニュー改定から今年12月のメニュー改定までの、1年間のメニューの中から選んでいます。
去年一昨年と「BEST20」でやっていましたが、今年は「BEST10+α」です。
1年間で食べたメニューは57種類、訪問回数は53回
この1年間で食べたメニューの数は57種類でした。去年が70種類なのでちょっと少なめですね。

メニューのカテゴリー別で見ると、前菜が58皿で突出しています。一般の人から見ればちょっと普通じゃないかもしれません。
パスタが18皿というのはまあわかります。一方、スープが18皿というのは個人的趣味全開です。

サイゼリヤに行った回数は、対象期間に53回でした。
それでは始めましょう。

マキタニが選ぶ、2022年サイゼリヤおいしかったメニューBEST10です。
第10位 ラムのランプステーキ

夏のメニューで戻ってきた「ラムのランプステーキ」。3回いただきました。肉厚でやわらかくて、独特なスパイスと塩でいただくラム。
2021年に登場したメニューで「ときどき登場するメニュー」なのですが、人気のあるメニューです。
第9位 煉獄のたまご

「煉獄のたまご」はトマトソースを楽しめる大好きなメニューです。最初に卵をよく混ぜてソース状にして、そこにオリーブオイルと唐辛子をかけていただくのが好みです。
これも2021年に登場したメニューです。メニュー名はアニメ「鬼滅の刃」とは関係なく、イタリアをはじめ地中海でよく食べられている家庭料理の一般的な名前です。
第8位 バッファローモッツァレラ

サイゼリヤの至宝「バッファローモッツァレラ」。甘くまろやかでおいしいです。
一般的なモッツァレラは乳牛によるものですが、サイゼリヤで提供されているのはバッファロー(水牛)によるもので、より高級なモッツァレラです。
以前からアレンジメニューでも使うことが多かったのですが、昨年からシチリア産海塩入りのオリーブオイル付きで提供されるようになり、シンプルにこれだけで食べるようになりました。
第7位 リゾット&牛肉のシチュー

2021年12月から登場した「リゾット&牛肉のシチュー」。今年は秋から提供されています(去年の登場時は「リゾット&牛すね肉のシチュー」)。
デミグラスソースでやわらかく煮込まれた牛肉をサフランライスのリゾットと共にいただくリッチなメニュー。この一皿で幸せな気分になります。
「牛肉の煮込みをリゾットと共にいただく」というのはミラノのスタイル。サイゼリヤで独自に生まれた「ミラノ風ドリア」の起源とも言える料理でもあり(諸説あります)、メニューブックに共存しているのはおもしろいなーと思います。
第6位 ほうれん草のくたくた

「ほうれん草のくたくた」は今年の夏から新しく登場したメニュー。事前の予想を意外にも大きく上回るおいしさで、思ったよりも食べていました(6回注文していました)。トロトロに煮込まれて何か出汁のきいた感じもあり、とてもおいしいです。
ソースに近い状態にまで煮込まれていて、アレンジメニューでも使い勝手のいいアイテムです。

アレンジメニュー「ホウレンソウと野菜のカレードリア」。ランチメニュー「野菜カレーのドリア」にほうれん草のくたくた、唐辛子フレークとグランモラビアチーズをかけたもの。

アレンジメニュー「ほうれん草とペコリーノチーズのスパゲッティ」。アーリオオーリオにほうれん草のくたくた、ペコリーノロマーノをかけたもの。
こういう楽しみができるサイゼリヤらしいメニューです。
第5位 ブロッコリーのくたくた

「ブロッコリーのくたくた」。2021年に登場した名脇役です。イタリア プーリア地方の料理。
大好きで今年も8回注文した安定のおいしさ。優しい味だけどガーリックが少しきいて、グランモラビアチーズやブラックペッパーをかけるとより大人な味になります。

アレンジメニュー「プーリア風スパゲッティ」としていただいたりもしています(アーリオオーリオに、ブロッコリーのくたくたとオリーブアンチョビペースト)。

プチフォッカに詰めるのもおいしい。
第4位 柔らか青豆とペコリーノチーズの温サラダ

通称「青豆の温サラダ」。サイゼリヤの影の人気前菜メニュー。甘くて安定のおいしさ。今年は7回注文。
以前はパンチェッタが入っていたのですが、今年からイタリア豚肉の輸入停止の影響(後述)を受けてペコリーノロマーノのかかった体裁に変更になりました。
サイゼリヤで何を頼むか迷ったらこれですね。

青豆もプチフォッカに詰めがち。
第3位 ズッキーニのフリッタータ(イタリア風オムレツ)

サイゼリヤ好きの人でも見たことのないメニューかもしれません。「ズッキーニのフリッタータ(イタリア風オムレツ)」は、夏に一部店舗だけで提供されたメニュー。
おいしかったんですよ、これ。ズッキーニとバッファローモッツァレラがたっぷり入ったふわふわのフリッタータ。オリーブオイルをかけていただくと幸せ。
ラッキーなことに事務所最寄り店舗などが対象店舗で、おいしくて当時こればかり頼んでいました。また来年登場してほしいメニュー。
第2位 野菜と白いんげん豆の煮込み

「野菜と白いんげん豆の煮込み」はズッパのメニューとして今年の春から登場したメニュー。くたくたに煮込まれた野菜と白いんげん豆のホワホワ感がとても好き。
好きすぎて15回も注文していたことに驚き。
サイゼリヤは意外にスープ(ズッパ)のカテゴリーが優秀です。皆さん、スパゲッティもドリアもいいけどズッパもおすすめですよと静かに熱くお伝えしたい。
第1位 アスパラガスの温サラダ

第1位は春夏に登場する定番メニュー「アスパラガスの温サラダ」。
アスパラガスが甘いんですよ。半熟たまごを潰してソースにして塩気のあるペコリーノロマーノを混ぜて幸せな味に。追加でブラックペッパーとオリーブオイルも必須。
好きすぎてこれも春夏だけで14回注文。そんなに食べてたのか。
来年の春や夏にまた会えるといいな。

ペペロンチーノやアーリオオーリオにアスパラガスの温サラダをかけたアレンジメニューも1回はやる。
ということで、マキタニが選ぶ「2022年 サイゼリヤ おいしかったメニュー」はこんな感じ。

選外だったけれども外せないメニューたち
ベスト10からは漏れたものの、あまり食べなかったけれど本当は好きなメニュー、印象に残っているメニューを紹介します。
イタリアンプリン

「イタリアンプリン」。大好きなメニューだけど、今年は4回しか食べていなかった。ごめんなさい。
イタリアンジェラート
「イタリアンジェラート」。これも大好きだけど今年は3回しか食べていなかった。
オリーブオイルとレモンポーション、ブラックペッパーで食べるのがめっちゃおすすめ。

まずよく混ぜる。ご存じない人も多いけれど、実はトロトロになってすごく伸びるジェラートです。

レモンポーション2個入れる。

オリーブオイルを「ちょっヤバい、入れすぎたw」ぐらい入れる。写真の倍ぐらい入れても大丈夫。

ブラックペッパーで完成。
ガーデンサラダ

「ガーデンサラダ」。前菜盛り合わせ感があって好き。オリーブアンチョビペースト付きも良き。
イカの墨入りスパゲッティ

「イカの墨入りスパゲッティ」。年に数回は食べたくなる味。
ほぐし辛味チキンのサラダミール

「ほぐし辛味チキンのサラダミール」。一部店舗の、しかもランチのみで提供されたレアなテストメニューと思われるもの。2週間ぐらいしか見かけなかった。
軽めのランチとして優秀でおいしかったよ、これ。

アマトリチャーナ

「アマトリチャーナ」。秋に登場した季節限定メニュー。イタリア産グアンチャーレの燻製の香りが食欲をそそってとてもおいしかったスパゲッティ。
フリウリ風フリコ

「フリウリ風フリコ」。大好きだったのに、グランドメニューからいなくなってしまった。食材調達の関係かな。
農林水産省による「イタリアからの豚肉等の一時輸入停止措置」の影響
サイゼリヤにはイタリア直輸入の食材が多いのですが、現在なかなか厳しい状況にあります。以下の食材が今年に入ってメニューから消え始めています。
- プロシュート
- ミラノサラミ
- パンチェッタ
パンチェッタは「青豆の温サラダ」など複数のメニューに使用されていたので、体裁変更や別メニューと入れ替えるなどの処置がとられました。
サイゼリヤを代表するスパゲッティメニューで人気もあった「パルマ風スパゲッティ」がメニューから消えてしまったのはこれの影響。
▲理由は日本の「イタリアからの豚肉等の一時輸入停止措置」
理由は日本の「イタリアからの豚肉等の一時輸入停止措置」です。イタリアで発生したアフリカ豚熱を受けて、今年1月に農林水産省はイタリアからの豚肉等の輸入停止措置を発表しました。その影響で以降は豚肉製品を輸入できず、サイゼリヤも在庫限りで提供を一旦停止している状況です。日本全国のスーパーやレストランでもイタリア産生ハムをほとんど見かけなくなりました。
輸入再開の見通しは立っていません。アフリカ豚熱の終息宣言が出ないと再開できないと聞いています。サイゼリヤでもこれらを使ったメニューが復活するのはだいぶ先になるでしょう。仕方がないことですが、少しさびしいです。

しばしのさようなら、パルマ風スパゲッティ。
とはいえ、サイゼリヤはちゃんとおいしい
外食産業そのものも苦境ではあり、さまざまな食材調達が厳しい中、この「イタリア豚肉問題」は追加の厄介な要素です。
とはいえ、2023年のサイゼリヤの未来が明るくなりますように。代わりの新たなメニューも楽しみにしています。来年もどうぞよろしくお願いいたします。
「2023年サイゼリヤのおいしかったメニューBEST20」はこちら。
