2021年10月27日、高田馬場にあるサイゼリヤの別業態「ミラノ食堂」2号店に行ってきた。おそらく正式名称は「ミラノ食堂Mariano」。
「ミラノ食堂」高田馬場店では、15時から夜にかけて「サパースタイル」でのメニューを提供しているようで、それが気になって行ってみることにした。
▲「サパープレート」900円(15時から提供)
1号店は「ミラノ風ドリア」のファーストフード業態としてオープン
「ミラノ食堂」は、2020年11月に1号店の日本橋茅場町店を東京都中央区にオープンしている(同じく別業態の「スパゲッティ マリアーノ」からの業態替え)。当初はサイゼリヤの「ミラノ風ドリア」を軸としたファーストフードの業態としてスタートしている。
ミラノ食堂が明日正式オープンするみたい🇮🇹場所はスパゲティマリアーノがあったところ(日本橋兜町16−5 Y's ビル) ザ・ドリア丼スペシャルのザ・定食総重量1kg😆誰か一緒に食べに行きませんか🤤 pic.twitter.com/4QI5N92JJe
— 中央区民マガジン (@chuo9_magazine) October 28, 2020
オープンの際は、会社としてのサイゼリヤのコロナ禍における方向性の一つを示す新業態として注目された。
- テイクアウト利用比率4割をめざす! サイゼリヤ「ミラノ風ドリア」に 特化した新業態の狙い _小売・物流業界 ニュースサイト【ダイヤモンド・チェーンストアオンライン】
- サイゼリヤ「ミラノ食堂」 増量ドリア、1分半で提供|NIKKEI STYLE
そこから約1年間のうちにメニューを変更しているようで、現在の日本橋茅場町店は「ミラノ風ドリア推し」を弱めて「スパゲッティとミラノ風ドリア」を中心としたメニュー構成になっている。
茅場町にあるサイゼ系の店舗。また少し内容変えてミラノ食堂になった。メイン1品だけなら、相変わらずの500円😋 pic.twitter.com/5IplUzP2rv
— たぃむ🦂🇮🇹😭 (@fw_cafe) July 5, 2021
2号店はサパースタイルを次のコンセプトに
※執筆時点での内容です。この訪問後、既にいくつか変更になっている点もあるようです
1号店のオープンから約1年後の2021年10月に、2号店の高田馬場店がオープン。2号店では、サイゼリヤでも2021年から取り入れている「軽い食事」の「サパースタイル」をミラノ食堂の次のコンセプトに立ててきた。
ランチは変わらず「スパゲッティとミラノ風ドリア」のファーストフード形式での提供で、15時からサパースタイルでの提供になる。プロントと少し似たスタイルかもしれない。
執筆時点では、1号店の日本橋茅場町店ではサパースタイルを未提供の模様。
店舗の外でもアピールしている900円の「サパープレート」(15時から提供)。ワンドリンクと3品のデリ、パンが2切れ付いてくる。
店内にはその日のデリの内容がボードに掲げられている。この日は「お好みデリ」として「カポナータ」「きのこのソテー」「青豆トマト」から1品を選択、「本日のデリPiccolo」はパルマ産プロシュート、「本日のデリPesto」は青豆。
執筆時点では、入口入ってすぐに注文カウンターがあり、そこで注文、数歩進んで前払いで支払い、その後トレーを受け取るというスタイル(サパースタイルではテーブルで料理を待つ)。支払いは現金の他、クレジットカードや電子マネーに対応。支払いは最近のサイゼリヤと同様。
「サパープレート」以外のアラカルトでも注文できるようだけど、いったんは「サパープレートからどうぞ」の雰囲気。
まずは「サパープレート」から
ということでテーブルに届いた「サパープレート」。ドリンクは自家製ジンジャーエール、お好みデリはカポナータを選んだ。
カポナータにはアンチョビのソースがかかっている。プロシュート(生ハム)に合わせているのはイチジク。
「本日のデリPesto」の青豆、あのサイゼリヤの「柔らか青豆の温サラダ」の「青豆のペースト」ですよ。緑色が美しい。
サパープレートがテーブルに届いたとき、店員さんから青豆の軽い説明を受けた。「グリーンピースの中のベビーピーという品種で、皮がやわらかくとても甘くて云々」という説明で、これはサイゼリヤの青豆ですね。
付いているパンに青豆のペーストをのせていただく。おいしい。パンはサイゼリヤのミニフィセルかな。
カポナータも、イチジク&プロシュートもおいしかった。
ドリンクのコースターには「ミラノ食堂」のロゴ。ここはちゃんと準備されている。
追加の注文をする
テーブルにはメニューが置かれていて、追加オーダーは注文カウンターまで改めて行く形式。
サパープレートは控えめの量なので、追加のメニューを選ぶことにする。少し迷って、温菜の方の「きのこ&豚ほほ肉塩漬け(グアンチャーレ)」を注文することにした。
「きのこ&豚ほほ肉塩漬け(グアンチャーレ)」のアヒージョ。「温菜」とあったけれど、それはアヒージョだった。
そしてこれは「きのこ&豚ほほ肉塩漬け(グアンチャーレ)」のトロフィエ(ショートパスタ)。注文カウンターの従業員さんによる注文ミスと手違いでこうなってしまって、「間違えてしまいましたけどどうぞ」ということで両方いただくことに。ホワイトソースのパスタ。
どちらもおいしかった。
実は追加注文のとき、注文カウンターで昔お世話になった人に20数年ぶりにお目にかかるという個人的大イベントがあった。ちょっと興奮してわちゃわちゃしたので、「おいしかった」ぐらいの感想ですいません。料理はおいしかった。20年ぶりに会った人とは少しお話しすることができて良かった。
ということで、ミラノ食堂の高田馬場店。ごちそうさまでした。まだ少し試行錯誤は続きそうな感じがするけれど、良い方向に向かってほしい。サイゼリヤ好きの個人としては好意的に受け止めているけれど、一利用者としては改善の箇所をちょいちょい感じるので、良くなっていくといいな。
サイゼリヤの別業態、ミラノ食堂の2号店に行ってきた(高田馬場)
最初は順当にサパープレート。メインはカポナータを選択。あとは生ハムとイチジク、青豆のペースト
「あの青豆」のペーストですよ
カポナータはアンチョビのソース。パンはおそらくサイゼのミニフィセルと同じかな(続→ pic.twitter.com/Ekh3O0o1Ud
— マキタニさん🇮🇹サイゼリヤはちゃんとおいしい (@saizeriyaphile) October 27, 2021
翌年の4月の夜に再びお伺いしてきた。
追記。閉店してしまったので、ミラノ食堂高田馬場店の諸々を記録しておいた。
マキタニさんのTwitterとYouTubeチャンネルはこちら。
Follow @saizeriyaphile